はじめに †
MacOS 10.12.5 Sierra にMacTeX 2017をインストールする方法のメモです。
以下のページを参考にしました。
- MacTeX 2016 のインストール&日本語環境構築法 (El Capitan 以前/以後両対応) - TeX Alchemist Online
- El Capitan / SierraでTeX環境をゼロから構築する方法 - Qiita
ダウンロード †
mactex-20170524.pkgをダウンロードします。
- Downloading MacTeX 2017 - MacTeX
約3.14GB、ダウンロードには時間がかかりますので、ミラーサイトを使いました。
インストール †
ダウンロードした mactex-20170524.pkg をダブルクリックしてインストールします。
tlmgrによるアップデート †
$ sudo /usr/local/texlive/2017/bin/x86_64-darwin/tlmgr update --self --all
これも時間がかかります。
ヒラギノフォント †
$ sudo cjk-gs-integrate --link-texmf --force $ sudo mktexlsr $ sudo kanji-config-updmap-sys hiragino-elcapitan-pron
TeXShop †
アプリケーションのTeXフォルダーの中にあるTeXShopアプリケーションを起動します。
初めて起動したときに、自動的にアップデートされます。
次に、メニューから「環境設定」を開き、設定プロファイルから「upTeX (ptex2pdf)」を選択します。 upTeXはUnicode用のTeXです。
一旦TeXShopアプリケーションを終了し、
$ defaults write TeXShop FixLineNumberScroll NO $ defaults write TeXShop SourceScrollElasticity NO $ defaults write TeXShop FixPreviewBlur YES
TeXShopでコンパイル †
アプリケーションのTeXフォルダーの中にあるTeXShopアプリケーションを立ち上げます。
documentclass のオプションに uplatex が必要です。 color, graphics, graphicx のオプションは dvipdfmx を指定します。 ヒラギノ使うために otf パッケージを使います。
\documentclass[uplatex,a4paper]{jsarticle} \usepackage[dvipdfmx]{color,graphics,graphicx} \usepackage[expert]{otf} \begin{document} Hello \LaTeX World! \end{document}
ウィンドウ左上の「タイプセット」ボタンを押すと、コンパイルされてPDFファイルが出力され、自動的に開きます。
ターミナルでコンパイル †
コマンドは /usr/local/texlive/2017/bin/x86_64-darwin/ にインストールされています。
コンパイルにはeuptexコマンドを使います。 fmtオプションに uplatex を指定します。
dviファイルからPDFファイルを生成するには、dvipdfmxコマンドを使います。
$ /usr/local/texlive/2017/bin/x86_64-darwin/euptex -fmt=uplatex filename $ /usr/local/texlive/2017/bin/x86_64-darwin/dvipdfmx filename