授業/C言語基礎/変数 のバックアップソース(No.2)

コンピューターが記憶しているデータの一つ一つに名前をつけたものを''変数''といいます。

記憶するデータの種類によってコンピューターが用意しなければならない記憶領域の大きさが異なります。
この、データの種類のことを変数の''型''といいます。


*int型 [#s64e4e4f]

''int型''は、''整数''を記憶するためのデータ型です。

16ビットCPUでは16ビット(2バイト)、32ビットCPUでは32ビット(4バイト)というように、CPUが扱う基本サイズの大きさになります。
ただし、64ビットCPUでは、32ビットCPUとの互換性を保つために、64ビット(8バイト)でなく32ビット(4バイト)にするものもあります。

32ビットの2進数では、[math]2^{32}[/math]通り([math]4,294,967,296[/math]通り)のパターンを作ることができます。

整数には負の数も含まれますので、先頭のビットを符号ビットとし、符号ビットが1のときは負の数と考えます。
つまり、先頭の符号ビットが1である[math]2^{16}[/math]乗個のパターンは負の数を表すのに使われます。

残り[math]2^{16}[/math]個のパターンがありますが、「すべてのビットがゼロのパターン」は「ゼロの数」を表すのに使いますので、正の数を表すのに使うことができるのは[math]2^{16}-1[/math]個のパターンになります。

したがって、32ビットint型で表すことができる数は、[math]-2^{16}[/math]から[math]2^{16}-1[/math]まで、すなわち、[math]-2,147,483,648[/math]から[math]+2,147,483,647[/math]までです。


*double型 [#s2f57d8e]

''double型''は、''小数''を記憶するためのデータ型です。

コンピューターで小数を表すのには、''浮動小数点数''という表現が用いられています。
double型は、''倍精度浮動小数点数''といい、64ビットで表されます。

浮動小数点数は、[math](-1)^{S} \times M \times 2^E[/math]という形で表されます。
ここで、[math]S[/math]は符号、[math]M[/math]は仮数、[math]E[/math]は指数です。

わかりやすいように10進数で考えると、10進数の[math]0.00123[/math]は[math]1.23 \times 10^{-3}[/math]と表すことができ、このときの仮数は[math]1.23[/math]、指数は[math]-3[/math]です。

倍精度浮動小数点数では、64ビットが以下のように使われます。
-符号部1ビット(正のとき[math]0[/math]、負のとき[math]1[/math])
-指数部11ビット(実際の指数から[math]1,023[/math]を引いたもの)
-仮数部52ビット(仮数を1.xxxという形にして、その小数点以下の部分)




*宣言 [#a98c893a]




*初期化 [#n50bbc05]



*代入 [#xf2f4f91]




*printf文による変数の表示 [#a669a953]

printf文を使って変数の値を画面に出力(表示)するときは、出力する文字列の中に ''%'' と変数の種類(int型のときは ''d''、double型のときは ''f'')を入れて、文字列の後にコンマ '','' をつけて、変数名を指定します。

例えば、int型の変数iの値を表示するときは、次のようになります。
#geshi(c){{
  printf("変数iの値は%d\n", i);
}}

また、double型の変数dの値を表示するときは、次のようになります。
#geshi(c){{
  printf("変数dの値は%f\n", d);
}}


*オーバーフロー [#qc5fb559]
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