授業/C言語基礎/プロトタイプ宣言 のバックアップ(No.1)


プロトタイプ宣言

関数のプロトタイプ宣言は、関数の宣言です。

  戻り値の型 関数名(引数1の型 引数1の名前, 引数2の型 引数2の名前, ...);

関数を使う前に、戻り値の型、関数名、引数の型、引数名を宣言しておかなければなりません。

void inc(int i);  // プロトタイプ宣言


int main(void) {
  int i = 0;
  inc(i);  // 変数を渡す
  printf("%d\n", i);
  return 0;
}


/*
 *  受け取った引数の値を1増やして出力する(関数定義)
 */
void inc(int i) {{
  i++;
  printf(">> %d\n", i)
}

プロトタイプ宣言を省略できる場合

以下の二つの場合には、プロトタイプ宣言を省略することができます。

関数定義

関数定義は、プロトタイプ宣言の代わりにできます。

したがって、使用されるよりも前に関数が定義されている場合は、プロトタイプ宣言を省略できます。

これまでプロトタイプ宣言がなくても問題がなかったのは、このためです。

関数の戻り値がint型

プロトタイプ宣言がないと、戻り値はint型であると仮定してコンパイルを進めます。

関数定義において戻り値がint型でないと、コンパイル時にエラーが発生します。

ポインターによる参照渡し(おまけ)

C言語の参照渡しは、ポインター型の引数に、変数を記憶している領域のアドレスを渡すことによって行います。

ポインターとアドレスについては、C言語応用で勉強する内容なので、ここでは詳しくは説明しません。

int main(void) {
  double x1 = 1.2, x2= 2.4;
  double y = add(x1, x2);
  printf("%f\n", y);
  return 0;
}


double add(double d, double e) {
  return d + e;
}
luna% a.out
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まとめ

課題・練習問題

13C-1

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