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これまで、int型、double型、そしてchar型という3つのデータ型を使ってきました。
ここでは、
基本データ型 †
char型 †
char型は、文字を表します。 文字コードで表現され、ゼロまたは正の整数です。
符号付き整数型 †
これまで使ってきたint型は、符号付きの整数を表します。 符号付きであることは省略できるので、これまでは省略していました。 省略せずに書くと、signed int型です。
int型の記憶容量(サイズ)を基本として、int型より小さいサイズにしたり、大きいサイズにすることができます。
符号付き整数型をサイズの小さい順に並べると、次のようになります。
- signed char
- short (signed short)
- int (signed int)
- long (long int, signed long int)
- long long (long long int, signed long long int)
ただし、環境によっては、サイズ同じ大きさになることもあります。 たとえば、int型とlong型が同じという環境もあります。
符号なし整数型 †
データが整数で、負になることがないことがわかっている場合、符号なし整数型を使うことによって符号付き整数型で表現できる最大の数の約2倍の値まで表現できます。
たとえば、char型が8ビットのとき、符号付きだと表現できる範囲が[math]-128[/math]から[math]+127[/math]までなので、最大値は[math]127[/math]ですが、符号なしだと表現できる範囲が[math]0[/math]から[math]255[/math]までなので、最大値は[math]255[/math]になります。
符号なし整数型は、符号付きであることを表すsignedの代わりに、unsignedと書いて表します。
また、C99から、0または1で論理値を表す_Bool型が追加されました。
符号なし整数型をサイズの小さい順に並べると、次のようになります。
- _Bool
- unsigned char
- unsigned short int (unsigned short)
- unsigned int
- unsigned long (unsigned long int)
- unsigned long long (unsigned long long int)
浮動小数点型 †
double型は、倍精度の浮動小数点数を表します。 浮動小数点数については、計算機アーキテクチャーや数値解析Iの授業できちんと勉強してください。
浮動小数点数型には、double型の半分のサイズのfloat型と、double型よりも大きなサイズのlong double型があります。
(実数を表す)浮動小数点数型をサイズの小さい順に並べると、次のようになります。
- float
- double
- long double
また、C99から、複素数を表す型(型名の後ろに_Complexが付く)が追加されました。
複素数を表す浮動小数点数型をサイズの小さい順に並べると、次のようになります。
- float _Complex
- double _Complex
- long double _Comples
C言語の世界標準規格(おまけ) †
C言語は、1989年に最初の世界標準規格が作られました。 この規格は、C89と呼ばれています。
その後、1999年と2011年に規格が改定され、それぞれ、C99、C11と呼ばれています。 (現在のgccには、C99とC11のほとんどの機能が実装されています。)
C言語の教科書、参考書を読むときには、どの規格に基づいているのか、確認しておきましょう。