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- 授業/C言語基礎/教科書と参考書 へ行く。
- 1 (2015-09-08 (火) 12:19:38)
- 2 (2015-09-08 (火) 12:44:02)
- 3 (2015-09-09 (水) 03:41:37)
- 4 (2015-09-10 (木) 12:23:55)
何かを勉強するときに、一冊の本だけで済ませることは難しいです。
プログラミングの勉強では、最初から順番に読んで勉強する参考書、わからないことを辞書のように調べるためのリファレンス、プログラムのサンプルがたくさん載っている逆引きレシピなどを使います。
教科書 †
情報工学科では、C言語について勉強するすべての授業で、次の本を共通の教科書として使っています。
基本情報技術者らくらく突破 C言語 †
この本は、国家試験である情報処理技術者試験の「基本情報技術者試験」に出題されるC言語の範囲をカバーしていて、ある程度C言語を勉強した人が「基本情報技術者試験」に合格するために勉強するためにリファレンスとして使うには、とてもいい本だと思います。
しかし、試験に出題される範囲のことがすべて書かれているので、はじめてプログラミングを学ぶ人には情報が多すぎます。 (重要なこと、最低限知っておかなければならないこと、できれば知っておいた方がいいこと、知っていなくてもあまり困らないことの区別がつきません。)
そこで、自分に合った参考書を見つけて、買いましょう。
参考書 †
ここでは、以下の参考書をおすすめします。
苦しんで覚えるC言語 †
プログラミングがはじめての人にも、すこしやったことがある人にも、この本をおすすめします。
「苦しんで覚える...」というタイトルで難しそうに見えますが、「やさしい...」や「はじめての...」というタイトルで表面的な説明しかしていない本では理解できないことを、この本ではきちんと説明しています。
教科書の「基本情報...」とは違い、この本では少しずつ勉強する内容が増えていきますので、重要なことから順に覚えていくことができます。 (ただし、すべてを一箇所で把握することはできません。)
C言語プログラミングレッスン 入門編・文法編 †
「苦しんで覚えるC言語」が難しく感じる人には、この本をおすすめします。
この本は、プログラミングがはじめての人でもわかるように、ていねいに説明しています。
「入門編」はすこしずつ勉強していくための参考書、「文法編」はわからないことを調べるためのリファレンスです。 (最初に買うのは「入門編」だけでいいです。)
Cの絵本 †
「プログラミングレッスン」でも難しいという人には、この本をおすすめします。
この本は、イラストを使って易しく説明し、すこしずつ勉強していけるように書かれています。 (ただし、易しすぎるので、この本だけでC言語をきちんと学ぶのは難しいです。)
バイブル †
K&R †
C言語には、バイブル(聖書)とされる本があります。 C言語を作った人がC言語について説明するために書いた本で、著者の頭文字をとってK&Rと呼ばれています。
「大学でC言語を勉強した」という話すると、「教科書はK&Rだった?」と聞かれます。 そこで「K&Rって何?」と答えたら、「こいつはたいして勉強していないな」と思われてしまいます。
K&Rというバイブルがあることを知っていればいいだけで、この本でC言語を勉強する必要はありません。