授業/C言語基礎/while文 のバックアップ(No.3)


for文のおさらい

繰り返しの回数が決まっている繰り返しに用いられるfor文は、次のような形をしていました。

  for (初期化; 繰り返し条件; 更新処理) {
    処理
  }

for文は、次のように実行されるものでした。

  1. 「初期化」を行う
  2. 「繰り返し条件」を評価する
    • 条件を満たしていれば、波括弧 { } の中の「処理」を行い、最後に「更新処理」を行う
    • そうでなければ、for文の次の処理に移る
  3. 2へ戻る

たとえば、1から10までの値を繰り返し出力するプログラムは、次のようになります(プログラム1)。

  int i;
  for (i = 1; i <= 10; i++) {
    printf("%d\n");
  }

繰り返し処理のフローチャート

1から10までの値を繰り返し出力するプログラムを、フローチャートで描くと、次のようになります。

while1.png

これをC言語風にすると、次のようになります。

while2.png

if文のところで勉強したように、大小関係を比較する関係演算の結果はint型の値であり、結果が0のときは条件を満たさない、0以外のときは条件を満たすと判定されます。

while文

while文は、次の形をしています。

  while (繰り返し条件) {
    処理
  }

while文は、次のように実行されます。

  1. 「繰り返し条件」を評価する
    • 条件を満たしていれば、波括弧 { } の中の「処理」を行う
    • そうでなければ、while文の次の処理に移る
  2. 1へ戻る

while文を使って、1から10までの値を繰り返し出力するプログラムを作ると、次のようになります(プログラム2)。

  int i = 1;
  while (i <= 10) {
    printf("%d\n", i);
    i++;
  }

このプログラムを、上のプログラム1と比べてみましょう。

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