情報処理, 2014年9月号

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情報処理学会誌9月号が届きました.

特集は「サイバーフィジカルシステム」と「ビッグデータ:世界を変えて行くイノベーションの原動力として」です.

6月にチューリング・テストに合格したソフトウェアが現れたというニュースが話題になったことについて特別解説記事が載っていました.

  • チューリングテスト「合格」のシステム. 東中竜一郎, 情報処理, 55(9):904-907 (2014).

この記事では,今回の「合格」がどのような意味の「合格」なのかをわかりやすく解説しています. 要するに今回のニュースはちょっと眉唾ってことです.

ビッグ・データ特集には,医療における活用例を紹介した記事が載っていました.

  • 医療におけるビッグデータ利活用—精神神経系疾患の診断系の開発を中心として—. 石井一夫, 情報処理 55(9): 964-969 (2014).

この記事では,精神神経系疾患を診断するための規則を学習する研究について紹介されていますが,データが何件あるのか,説明変数の候補が幾つあるのかなど具体的な話がないため,どんな結果が出ているのかさっぱりわかりません.

この特集は,情報処理学会らしく,ビッグ・データをどう処理するかという話が中心です. 人工知能の視点でビッグ・データをどう分析するかという話を期待している人には向いていません.

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