情報処理, 2014年5月号

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情報処理学会誌の情報処理, Vol. 55, No. 5が届きました.

特集は「次世代ライブラリ」です. ソフトウェアに機能を追加するライブラリーの話ではなく,図書館の話です.

データ・マイニングに関して,以下の記事が載っていました.

  • Learning Analyticsとは. 山川修, 情報処理, vol. 55, no. 5, p. 495, 2014

Learning Analiticsというのは,eラーニング(とは記事では呼んでいませんが)におけるユーザーの学習履歴をデータ・マイニングして現在の達成度の評価,将来の達成度の予測,問題点の発見などを行う分野のようです. 1ページの記事なので,簡単な紹介だけです.

また,バイオインフォマティクスに関して,ビッグ・データ分析教育についての記事がありました.

  • 農学系ゲノム科学領域における情報科学・統計科学教育の取り組み. 石井一夫, 情報処理, vol. 55, no. 5, pp. 500-503, 2014

機械学習やデータ・マイニングを教える前にUNIX操作やデータベースを教えているというのは,私も大学院の授業で「バイオインフォマティクス特論」という授業で機械学習を教えていますので,参考になります. でも,時間が足りなくなるので私の授業ではUNIX操作やデータベースは教えられません.

この他,愛知工業大学の水野忠則さんによるシニア・コラムに興味深い話が載っていました.

  • 外に出よう・外に出させよう. 水野忠則, 情報処理, vol. 55, no. 5, p. 494, 2014

ここで,私の知人であるお二人の活動を紹介したい. まず,一人は,三菱電機の先輩で,静岡大学の教授であった故市川照久先生で,学会での成果発表と企業の業績とは正比例の関係があるという研究成果を三菱電機の評価システムで実践された. また岡山大学工学部長の谷口秀夫先生は,自分の大学で調査した結果,研究成果は出張回数に比例することが分かり,積極的に出張するよう指導しているとのことであった.

外に出るから,いろいろな人から,いろいろなサジェスチョンが得られ,良い研究ができる. そうすると,外部資金も獲得でき,また,外に出かけることができる. 良い研究と研究成果はどちらが先かは何とも言えないが,関係があることは確かである.

何となくそうだと思って外に出るようにしていましたが,やっぱりそうだったということが分かって良かったです.

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