2010年3月アーカイブ

3月9日から11日にかけて本郷の東京大学で行われた情報処理学会全国大会の3日目に参加しました. 2日目も人工知能学会のパネル・ディスカッションに行きたかったのですが,娘が高熱を出したため断念しました.

この日は,朝から一日中「さきがけ」セッションに参加しました.

さきがけに採択された面白そうな研究がたくさん紹介されました.

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中でも,大阪市立大学の高田さんの「金融市場における相転移の時空間構造の自動抽出と予測」と筑波大学の佐久間さんの「実社会情報ネットワークからのプライバシー保護データ・マイニング」の話が聴けて良かったです.

東京大学の松尾さんの「ネットワーク理論と機械学習を用いたウェブ情報の構造化・知識化」の話は,スケールが大きくて詳細まではよくわかりませんでした.

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最後に,さきがけの研究総括をされている京都大学の石田さんと公立はこだて未来大学の中島さん,アドバイザーの方々によるパネル・ディスカッションがあり,さきがけはとても魅力的な制度だと感じました.

3月9日から11日にかけて本郷の東京大学で行われた情報処理学会全国大会の1日目に参加しました.

今年は「創立50周年記念」ということで,ビッグ・イベントが目白押しです.

午前中は「企業活動に役立つ数理科学—サービス化に向けて」のセッションに参加しました.

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企業で数理科学がどのように役立っているかを,事例を交えながら聞くことができました.

とくに,Preferred Infrastructureの西川さんの検索エンジンに対する熱い想いを聴くことができて良かったです.

午後は「情報爆発時代における情報の信頼性とデータ品質」のセッションに参加しました.

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Yahoo! ResearchのYatesさんの話ときざしカンパニーの稲垣さんの話を中心に聴きました.

従来のデータ・マイニングでも「ノイズ」という概念で観測エラーやラベル付けエラーを考慮していますが,ノイズは少数という立場. ブログ・マイニングでは多数のノイズの中に埋もれる少数の有益な情報を見つけ出さなければならないので,従来の「ノイズ」とは違う仕組みが必要だと改めて感じました.

3月9日(火)から11日(木)にかけて東京大学本郷キャンパスで行われる情報処理学会全国大会のプログラムから,面白そうなものを紹介します.

3月9日(火)

企業活動に役立つ数理科学——サービス化に向けて
3月9日(火) 9:30-12:00 第4イベント会場
  • 9:35-10:05 数理科学によるビジネス最適化—IBMにおけるBAOサービスを例として—
    岡野裕之(IBMビジネス・コンサルティング・サービス)
  • 10:05-10:35 コンピュータ科学の新しい使われ方
    西川徹(Preferred Infrastructure)
  • 10:35=11:05 企業の意思決定プロセスにおける数理系人材の活用方法
    川本薫(大阪ガス)
  • 11:05-11:35 潜在するビジネス的価値を掘り起こす——解析の数理から戦略の数理へ
    山西健司(東京大学)
情報爆発時代における情報の信頼性とデータ品質
3月9日(火) 15:30-17:30 第6イベント会場
  • 基調講演 Information Relevance and Data Overload in the Web
    Richardo Baeza-Yates (Yahoo! Research)
  • パネル討論
    • 田中克己(京都大学 教授)
    • 画像・映像情報の信憑性
      和田俊和(和歌山大学 教授)
    • Web2.0情報の品質と信憑性
      稲垣陽一(きざしカンパニー 代表取締役専務)
    • 検索情報の信頼性
      Richardo Baeza-Yates (Yahoo! Research)

3月10日(水)

人工知能研究の新展開—日本発世界へ—
3月10日(水) 15:30-17:30 第3イベント会場
  • パネル討論 人工知能研究の新展開—日本発世界へ—
    • 堀浩一(人工知能学会 会長)
    • 中島秀之(公立はこだて未来大学 学長)
    • 山口高平(慶應義塾大学 教授)
    • 松原仁(公立はこだて未来大学 教授)
    • 諏訪正樹(慶應義塾大学 教授)
    • 松尾豊(東京大学 准教授)

3月11日(木)

情報処理グランド・チャレンジ
3月11日(木) 9:30-12:00 第2イベント会場
  • パネル討論 情報処理グランド・チャレンジ
    • 所真理雄(ソニー・コンピュータ・サイエンス研究所 社長)
    • 宇川彰(筑波大学 教授)
    • 北野宏明(ソニー・コンピュータ・サイエンス研究所 所長)
    • 喜連川優(東京大学 教授)
    • 坂村健(東京大学 教授)
JST さきがけセッション
3月11日(木) 9:30-17:00 第3イベント会場
  • 9:30-9:45 学習進化機能に基づくスパイラル・ケア・サポート・システム
    高玉圭樹(慶應義塾大学)
  • 10:00-10:15 疑似コード変換と統計解析による文書画像からの知識抽出
    寺沢憲吾(公立はこだて未来大学)
  • 10:15-10:30 金融市場における相転移の時空間構造の自動抽出と予測
    高田輝子(大阪市立大学)
  • 11:15-11:30 実社会情報ネットワークからのプライバシー保護データ・マイニング
    佐久間淳(筑波大学)
  • 11:30-11:45 圧縮データ索引に基づく巨大文書集合からの関連性マイニング
    坂本比呂志(九州工業大学)
  • 15:00-15:15 大規模並列化によるハイ・パフォーマンス人工知能技術
    岸本章宏(東京工業大学)
  • 15:15-15:30 ネットワーク理論と機械学習を用いたウェブ情報の構造化・知識化
    松尾豊(東京大学)
  • 16:00-17:00 パネル討論 さきがけとは
    • 石田亨(京都大学 教授)
    • 中島秀之(公立はこだて未来大学 学長)
    • 竹林洋一(静岡大学 教授)
    • 樋口知之(統計数理研究所 副所長)
    • 安田雪(関西大学 教授)

この他にも,次のようなセッションが面白そうです.

  • 楽天の三木谷さんが参加するパネル討論(情報処理学会会長セッション)
  • ビデオ・ゲーム開発とゲーム研究のセッション
  • 初音ミク,ニコニコ動画,ピアプロのセッション
  • 情報システム論文執筆ワークショップ
  • ライフログのセッション

イベントが盛りだくさんで,一般セッションに行く暇はなさそうです.

情報処理学会誌, Vol. 51, No. 2

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3月になってしまいましたが,2月号の紹介です.

特集は「e-サイエンスを実現するグリッド技術」です.

情報処理, Vol. 51, No. 2

  • トピックス 情報処理学会の新たな50年に向けて——創立50周年記念(第72回)全国大会のご案内——
  • 3月9日(火)-11日(木)に東京大学本郷キャンパスで行われる全国大会のイベントを紹介.面白そうなものを別の記事で紹介します.

また,新しい論文誌「デジタル・プラクティス」の創刊号がついてきました.

IT実践分野の新しい論文誌ということで,レイアウトや査読プロセスなどに新しい試みが見られます.

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