やるなら楽しい方がいい,そして早い方がいい

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前回に続き,奥乃先生のインタビュー記事からです.

人工知能学会誌9月号の学生フォーラムInter-View 第40回 奥乃博氏インタビュー「自分の研究の必要性をもっとアピールしよう」の中で,京都大学大学院教授の奥乃博さんが,楽しんでやることの重要性について述べています.

若手研究者へのメッセージ

最後に恒例ながら,若手研究者に対するメッセージをいただいた.

「興味のあることを早く見つけて,いかに楽しんでやるかが一番重要だ」と奥乃氏は協調した. 早い段階で高いモチベーションをもてれば頭角を現しやすいし,楽しくなければ続けていくことができない. 氏が早め早めと考えるのは,「私自身が,アメリカに行くまでは遊んでいたからだ」という.

世界で戦っていくには,早めに取り組む対象を決めて,世界と競争する意気込みが求められる. 大学時代をのんびり過ごす学生が多いが,早い段階から厳しく絞った方が良いというのが氏の考えである. 例えば,奥乃研究室の学生は,卒業論文提出後すぐに国際会議に投稿している. 泣く泣くだが,学生はきちんと書き上げて投稿しているそうだ. しかし氏にも,早めに絞ることが本当に良いかどうかは確信がもてていない. 「もう研究には飽きた」となってしまう学生もいるそうだ.

「新しいことをやるということは,叩く人もいますし,やはり怖いことです.でも,世の中には捨て人だけじゃなくて,助けてくれる人もいます.それに,失敗したと思っても,見方を変えることでポジティブな知見を引き出すことができると思うので,恐れずにやってほしい」という激励を受けた.

ポジティブ・ノンレジスタンスのススメ」という記事にも書いたように,自分が置かれた環境の中で,自分なりの面白さを見つけ,創意工夫して課題を楽しむことが大切です.

掃除,料理,仕事,そして研究など,多くのことに共通することですが,コツがわかってきて上達し始め,ようやく楽しくなって来た頃に終わりを迎えてしまいます. ですから,なるべく早く面白さを見つけた方がいいです.

ですから,やるなら楽しい方がいいし,早い方がいいです.

それにしても,卒業論文提出後すぐに国際会議に投稿ってのはすごいなぁと思います.

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