問題解決力をつけよう

ワークス・アプリケーションズ CEO の牧野正幸さんが,日経ビジネス・アソシエ3月21日号のロング・インタビューで,新入社員の採用について,次のように述べています.

―変わった採用方法をしているのは,なぜですか.

とにかく優秀な人材を集めたいからです. 当社の社員は600人.(略) 優秀な人材が今の倍になれば,2年後には最強の会社を作れる自信がある. 当社にとってはそれだけ「人」が大切なんです.

そうは言っても,新卒で就職する学生さんの側にも不安があるでしょう. 普通は,せっかくいい大学に入ったんだからいい会社に入りたいと思うでしょう. 「本人にとっていい会社かどうか」が大事なはずですが,みんな働いた経験がないから,どうやっていい会社を選べばいいのかわからない. そして「世間から見ていい会社」に入ってしまうわけです.

その通りだと思います.「世間からみていい会社」ではなく「自分にとっていい会社」とは何か,よく考えましょう.

また,これは研究でも同じです. 「世間から見ていい研究(室)」ではなく「自分にとっていい研究(室)」を選ばないと,面白くありません.

また,牧野さんは,優秀な人材について,次のように述べています.

―牧野さんにとってはどんな人が優秀ですか.

僕は「クリティカル・ワーカー」と呼んでいますが,要するに問題解決型の人材です. そういう人は,そもそも発想が違います.(略)

―努力すればだれでもクリティカル・ワーカーになれるのでしょうか.実際は難しいのでは.

あまり嘘をついても仕方ないので,正直に言うと,努力よりは素養の面が大きい気がします. そして大学生までの若いうちに,素養は決まっていると思います. なぜなら,問題解決型の人材というのは,独自の発想で勉強や仕事をやり続けているので,20歳くらいまでの間にかなりの経験値がたまっている.(略)

例えば学生時代,テスト前に「なぜテスト勉強をしなくてはいけないのか」と疑問に思ってしまった人,そういう疑問を持ち続けたような人は問題解決型の人材になりやすいと言えます.

研究でも同じです.「なぜ研究をしなくてはいけないのか」という疑問に対して,「卒業(または修了)するため」と考える人はダメですね. 学生のうちに,研究を通して「問題解決力」を磨きましょう.

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