2005年9月アーカイブ

人材起用法

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日本経済新聞の最終面に連載されているコラム「私の履歴書」が好きで,いつも読んでいます. 今月はキリンビール前社長(前会長,現相談役)の佐藤安弘氏です. キリンカップ・サッカーの話題が出てきて,選手起用法について次のように述べていました.

マスコミやサポーターの間では「国内組を出場させないとかわいそう」という空気が強かったが,それは違うと思う.

中田英や中村,稲本,高原といった選手たちはレベルの高い欧州のプロチームから評価され,試合に出られないリスクも覚悟して海を渡った. 国内組より実力ははるかに上だ.

顧みて企業の人材育成はどうだろう. 社員を留学や駐在で海外に行かせるとき,希望者や語学のできるものを優先していたきらいがある. もう一歩進めて,仕事のできる社員を世界レベルでさらに鍛える. そんな発想も必要になってきたのではないか.

研究室では,国際会議で発表する人を決めるのに,希望者や語学ができるものを優先しているつもりはなく,研究のできる学生を世界レベルでさらに鍛えることを目指しています. ところが,学生にはそういうつもりはないみたいなんですね. 「英語は得意じゃないので行きたくない」という感じがします.

嫌なことから逃げてばかりいて,どこに逃げ込むつもりなんでしょうか?

アロンソ(ルノー)があっさりとワールド・チャンピオンを決めました. マクラーレンの2台はワン・ツー・フィニッシュを決め,やるべきことはやったが及ばずという感じですね.

佐藤琢磨(B.A.R・ホンダ)は1ストップ作戦を敢行し,それなりにがんばりましたが,来期のシート獲得へ向けてのアピールになっでしょうか? 次の日本 GP では,軽いマシンにしてオーバー・テイク・シーンを増やした方がいいと思います.

キリゾーとモッコロ

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MSNMainichi INTERACTIVE(毎日新聞)に次のような記事が載っていました.

閉幕まであとわずかの「愛・地球博」。 公式マスコット「モリゾー&キッコロ」の偽物がインターネットのサイトに登場。 「意外に可愛い」と人気を呼んでいる。

制作者は不明だが、名前は画像の下に「キリゾー&モッコロ」とある。 偽物はオリジナルの「モリゾー&キッコロ」の顔を入れ替えただけのもので、ネットを通して広がっているようだ。

この絵を見たとき,すごいなぁと感心しました.

研究では,優れたモノが二つあったとき,まず,それぞれの特徴がうまく活きるように組み合わせます. そうしてできた新しいモノに,オリジナルのものを引き継ぎつつインパクトがある名前を付けます.

キリゾーとモッコロも,見事にそうなっていますね.

画像はMSNMainichi INTERACTIVEより.

佐藤琢磨,来期のシートを失う

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B.A.R. がバトンとの契約更新を発表し,佐藤琢磨が来期のシートを失うことが確定しました. 今シーズンは獲得ポイントが少ないので仕方ないと言えばそれまでですが,チームのせいだという部分も多分にあるためなんか釈然としません.

バトンは,昨年,ウィリアムズへの移籍問題で B.A.R. との信頼関係を完全に失ったかに見えましたが,それでも佐藤琢磨よりはいいとチームは判断したのでしょう.

実力主義の世界は厳しいですね.

31歳の抱負

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二日目の大宴会で,誕生祝いをしていただき,31歳の抱負として次のような話をしました.

2月に生まれた娘を見ていると,1年間で勉強できることってたくさんあるんだなぁと実感します. そこで,この1年は,自分もたくさん論文を書きます.

赤ちゃんの学習能力はすごいもので,次から次へといろいろなことを学んでいきます. その間に自分が学んだことを考えると,「もっとがんばらないと」と反省しています.

少年老い易く,学成り難し.一寸の光陰,軽んずべからず.という心境です.

時間厳守

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二日目の大宴会の冒頭の挨拶では,開始が15分も遅れていたので,次のような話をしました.

時間はきっちりと守りましょう. 目上の人(上司や取引先の意思決定者)を待たせてはいけません.

体育会系の部活に入ったことがない人は,目上の人(先輩や OB)に対する態度を勉強する機会がないみたいですね. 「8時に来てください」と言ったときは,8時までに準備を終えておき,8時に始めないとダメです.

誰を待つべきで,誰を待たせてはいけないのか,その判断が重要です.

自己紹介のコツ

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初日の小宴会で,自己紹介のコツを教えて欲しいと頼まれ,次のような話をしました.

まずは覚えてもらうことが大切です.私は「とうごろう」で覚えてもらいます. 平凡な名前の人は,インパクトのある名前に改名しましょう.

かなり極端なことを言っていますが,先日の衆院選で千葉7区から当選したマツモトカズミのように,名前をカタカナで書いたり,名刺(選挙ポスター)のフォントを工夫したりするだけで,かなりインパクトがあります. また,レンタルのニッケンでは,会社でビジネス・ネームを使って仕事をしています.タレントの芸名みたいなモノです.

髪型でも服でもいいので,とにかく印象に残ることが大切です.

ゼミ合宿に行ってきました

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ゼミ合宿で那須塩原温泉に行ってきました. 2泊3日の行程で,初日は移動と発表,二日目はスポーツと観光,三日目は移動だけです. 初日の発表は5時間にもわたる持久戦で,さすがに疲れました.

2日目の9月18日は私の誕生日でした. また,この研究室には9月18日生まれの学生が2人います. つまり,同じ誕生日の人が3人もいるのです.ビア・サーバービア・グラスをプレゼントしてもらいました. ありがとう.

さて,飲み会などでスピーチをする機会があったんですが,酔っぱらっていてきちんと話ができたのか不安です. そのときにした話のことは,別のエントリーに書きます.

大学で行われた研究室対抗のソフト・バレーボール大会で3位になりました. 敗退した準決勝でもフル・セットに持ち込んでおり,決勝まであと一歩というところでした. まともな練習をほとんどしていないにもかかわらず勝ち上がることができたのは,チームの団結力のおかげでしょう.

私は,中学校時代,バレーボール部に所属していました. 人数が少ないチームだったこともあり,一応レギュラーとしてそれなりにがんばっていました.(高校と大学はバドミントン部です.)

今回,その経験が活きて,なんと個人賞の敢闘賞を受賞しました. 3位になれたおかげです(敢闘賞は3位チームから一人ずつ選ばれます)から,チームの皆さんにはとても感謝しています. ありがとう.

実験データ

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asahi.com に,「東大教授の論文に『根拠得られず』 大学が再実験を要請」という記事が載っていました. いくつかの論文について,再現実験ができないというクレームが学会に寄せられたため,学会が大学に調査を依頼し,大学が調査したところ,実験ノートなどの生データが残っていなかったとのこと. 調査に当たった研究科長は次のように述べたそうです.

生データの保管は研究者のイロハ. ノートは他の研究者が再実験できるように保管すべきものだ.

それに対して,この教授は

担当の研究者によると,実験の生データをすべて出せなかったのは確かだ. 研究記録をノートに残すのは当然で,それをやっていないとは思っていなかった. 担当者はきちんと再実験できると言っている.

と語ったそうです. 結局,再実験をするはめになってしまいました.

再集計する可能性もあるので,実験データをそのまま残しておくのは当たり前ですから,「実験データはそのまま残しておいてね」といちいち学生に指示していません. こんなことにならないように,指示しておいた方がよさそうですね.

重要な実験の場合,次のものを残しておきましょう.

  • 前処理などに使用したツール
  • 作成した実験プログラム
  • 入力データ(できれば前処理する前とした後両方)
  • 前処理や実験のときに入力したパラメータ
  • 出力結果(プログラムの出力そのまま)

参考: asahi.com の記事

御用聞き

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NHK「週刊こどもニュース」の前お父さん役として有名な池上彰氏が,日経ビジネス・アソシエ(9月20日号)の「私の始末書」というインタビューで,新米記者として警察担当をしていた時代に得た教訓を次のように述べています.

何かを知りたい時や,調べたい時,ただ相手に御用聞きに行っても教えてくれない.少しでもいい.情報を持ち,ある程度の仮説を立てた上で,教えを請いに行ったり,調べたりすれば,欲しい情報がつかめる.

研究や勉強でも同じですね.先生に「何をしたらいいですか?」と御用聞きに行ったとしても,自分が期待しているような答えはまず得られません. 少しでもいいから何かを調べた上で「(具体的に)こうしようと考えているんですが,どうでしょうか?」と聞けば,先生も具体的に答えてくれるでしょう.

週刊こどもニュースは分かりやすくて好きです.新聞を読まない大学生よりも,週刊こどもニュースを見ている小学生の方が,きっと頭がイイでしょう.

参考: NHK 週刊こどもニュース

雨が降った後のスパ. 路面がだんだん乾いていく難しいコンディションがいくつものドラマを生み出しました. 結果だけ見ると,ライコネン(マクラーレン・メルセデス)が優勝,アロンソ(ルノー)が2位,バトン(B.A.R・ホンダ)が3位でした. しかし,佐藤琢磨(B.A.R・ホンダ)の序盤パフォーマンスは確実にバトンより上だったし,R. シューマッハ(トヨタ)も「タイヤ交換に失敗しなければ」という展開だっただけに,惜しいレースでした.

カルビー ポテト・チップス 九州しょうゆ

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九州に出張された先生からお土産としていただきました. 九州地区限定の味です. しょうゆ系ということで,鶏がらだししょうゆと似た感じになっていますが,それほど辛くなく,おいしくいただきました. 妻にも好評でした.

ただし,九州の味と言われてもピンと来ません.

写真はカルビーのサイトより.

モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)がタイヤに傷をかかえながらも逃げ切りました. アロンソ(ルノー)の優勝をなんとか阻止した意味は大きいでしょう. ライコネン(マクラーレン・メルセデス)もタイヤが破損し交換したのが響いて4位が精一杯でした.

4番グリッドからスタートした佐藤琢磨(B.A.R・ホンダ)は1回目のピット作業で燃料が入らないというトラブルで順位を下げ16位に終わりました. 後ろはジョーダンとミナルディだけなんですけど!3番グリッドからスタートしたバトン(B.A.R・ホンダ)も大きなミスしていないのに8位と振るいませんでした. やっぱり B.A.R の作戦は下手すぎます.

M. シューマッハ(フェラーリ)みたいな攻めを見せて,佐藤琢磨(B.A.R・ホンダ)が5位に入りました. チーム・メイトのバトンに負けているのがちょっと残念ですが.

チャンピオン争いで負けられないライコネン(マクラーレン・メルセデス)は,トップ・タイムを出したものの予選前にエンジンを交換したため10番手降格です. 今年何度目の不運でしょうか.

決勝の予想は1位ライコネン,2位モントーヤ(マクラーレン・メルセデス),3位佐藤琢磨とします. もちろん,佐藤琢磨については希望というか応援の意味合いが強いですけれど.

上野の国立西洋美術館へフェルメール窓辺で手紙を読む少女を見にいきました. ドレスデン国立美術館展の中の一作品なんですが,生後7ヶ月の娘と一緒だったためすべての展示をゆっくり見れるはずもなく,開館間もなく入館してこの作品の前まで直行です(ベビー・カーのためショート・カットさせてもらいました). そのおかげで,他の人がゆっくりと展示を見ながらここまで到達するまでの間,作品を独占できました. 入場料は一人1,400円と安くはありませんが,フェルメールを見るためならいいでしょう.(もちろん,フェルメールの他にもマイセンなど見所はたくさんあります.)

さて,フェルメールを見たのはこれで7作品目です. 初めて見たのは2000年に大阪で開かれたフェルメールとその時代展で展示されていた青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女),聖プラクセデス地理学者リュートを調弦する女天秤を持つ女です.昨年,ウィーン美術史美術館で画家のアトリエを見ました.(先月にはフランクフルトのシュテーデル美術館で再び地理学者を見ました.) フェルメールの真作は三十数点と言われていますので,これでようやく5分の1制覇です.

フェルメールには日本人が好きそうな要素がたくさんあります. たとえば,知名度,希少性,謎とかです. マンガのギャラリー・フェイクにも何度か登場しています. 調べてみたら,きっと興味がわきますよ.

写真はドレスデン国立美術館展のサイトより.

宝くじ 敗者復活戦

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9月2日は宝くじの日なんだそうです. 宝くじに敗者復活戦があるって知っていましたか?

HDD レコーダーの CoCoon が勝手に宝くじの日特集番組を録画しておいてくれたので,宝くじの歴史や豆知識を勉強しながら見ていたら,なんと敗者復活戦をやっていました. 他のどの知識より,これが一番の収穫でした.

完全な運まかせなのに期待値が低すぎる宝くじは基本的に買いません. が,「妊婦は当たりやすい」というよくわからない迷信にあやかって妻の妊娠中に買った年末ジャンポ宝くじ(もちろん外れた)は ... やはり敗者復活もなりませんでした.

将棋のことはよくわからないのですが,頭を使うスポーツとして見ています. 七冠をすべて制覇したことのある羽生善治四冠が,最近また調子を上げています.

王座防衛戦の第1局,持ち時間はそれぞれ5時間,佐藤棋聖の先手,羽生王座の後手で昨日の午前9時に始まりました. 夕食休憩(佐藤棋聖はうな重,羽生王座は松花堂弁当)の後,羽生王座が千日手に持ち込み,指し直しとなりました.

千日手になると,持ち時間は基本的に残り時間のままで,先手と後手を入れ替えてやり直します. このとき,羽生王座の残り時間は約1時間半,佐藤棋聖の残り時間が約1時間でした. 指し直せば先手ですし,羽生王座は千日手に持ち込んだ方が有利になるという判断です. この辺の頭脳戦が面白いです.

その結果,羽生王座が指し直し局を制して先勝しました. 終わったのはなんと翌日の午前0時すぎです. さらに,この後,感想戦を1時間半もやったんだそうです.

何をやるにしても,大切なのは情熱ですね.

プレゼンテーションの極意

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プレゼンテーションの極意(川崎和男著,ソフトバンク・パブリッシング刊)を買って読みました.(少し前のことですが.)

この本は,プレゼンテーションのテクニックを伝授するのではなく,心を説いてくれる本です. 学生時代に MacPower という雑誌で川崎和男先生のコラムを読んで以来,先生には注目していました. プレゼンテーションが重要な仕事の一つである私には,先生が PowerPoint を酷評しているのが気になっていました. というのも,私は,学生時代に,PowerPoint でプレゼンテーションをするためだけに Mac から Windows に switch したことがあるからです.

さて,なぜ PowerPoint がダメなのかというと,プレゼンテーションがありきたりで他の人と同じようなものになってしまうからです. 本書では次のように述べています.

その利便性のため,見た目には「立派」な資料ができるかもしれない. 作成した本人もその出来栄えに,まるでプレゼンテーションが成功したかのような錯覚を覚えるようになってしまう.

自己満足できる資料のようなものを見て,これなら他のプレゼンテーターと一線を画すような「立派」なプレゼンテーションができる,という幻覚を持ってしまう.

しかしこれは大きく間違っていると認識して欲しい.

プレゼンテーションは PowerPoint でするものだと思っている人は,読むと目から鱗が落ちるでしょう.

プレゼンテーションの極意
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